本サイトは2010年4月10日に開設し2012年秋に閉鎖したサイトです。「アイアムアヒーロー」映画化記念で期間限定公開中です。


サイト内の記事は連載当時に管理者個人の解釈で書かれたものであり、現在のストーリーとは矛盾していたり、一般的な解釈とは異なっている点があります。また現在の管理者自身の解釈とも異なっている点もありますが、手を入れず掲載しています。


現在はブログ「黒くないすべてのものはカラスではない」に内容を引き継いでいます。


アイアムアヒーローにまつわるエトセトラ

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 There're counter ZQNs

人物紹介のデータは97話までの連載内容に基づくものです。重要なシーンは伏せるようにしていますが、随所にネタバレを含みます。
※顔画像(名前)クリックで旧版の説明(一部)
主要登場人物
鈴木英雄 鈴木英雄 (すずき ひでお)

本作の主人公。35歳。元漫画家であり、現漫画家アシスタント。>>続き
幼少時より人間関係で阻害されてきたことによる心の傷を負っている。また、人生における強い主役願望と、現実としての脇役意識の齟齬に苦しむ。

心の傷は、英雄にいくつかの妄想症状を持たらした。現実逃避としての白日夢をともなう独言と、暗闇で一人になったときに訪れる、英雄の最も恐怖する異形幻視である。

漫画家として連載を持っていたが、単行本2巻で打ち切りとなり、今は漫画家の松尾のアシスタントを勤めている。ネームに励んでは持込を続けているが、担当編集には評価されず、中田や徹子からは、ほかの編集部への持込を薦められている。

射撃を趣味とし、散弾銃を所持している。彼の銃は、本作品において重要な役割を果たすことになる。

高価な銃やセキュリティシステムを所有するほか、ブランドやガジェット志向が強く、その生活レベルの高さゆえか、現在は借金を抱える。

病的とも言える規範意識を持ち、社会の秩序崩壊後は、時にそれは無意味で滑稽な順法精神となって現れるが、時にその行動の潔癖さが同行者の心を惹きつける。

都心がパンデミックとなった日に強いられた行為により、英雄はさらに深い心の傷を負った。

なお、英雄の周囲に時折現れる小太りの「矢島」は、英雄の妄想が生み出した幻覚の人物である。参考:faq1faq2 <<閉じる
早狩比呂美 早狩比呂美 (はやかり ひろみ)

本作品のヒロイン。都内の女子高に通う小柄な女子高生。音楽好きで、相対性理論やくるりなどを好んで聴く。>>続き
自立の心が強く、そのためにクラスメイトから阻害され、紗衣グループからはいじめの対象となっていた。また家庭の事情も抱え、英雄と同様、心に傷を負っていた。彼女の手首にはリストカットの跡がある。

林間学校で富士吉田市に来た夜、罰ゲームにより追いやられた樹海で、偶然英雄に出会うことになり、以後、行動をともにする。

家族は入院中の母との二人暮らしであったようである。母は喫煙者らしい。

比呂美が喫煙するかは不明であるが、女子高生の癖に酒は好み、酔うとやや乱れる。襲われたと勘違いしたときに、英雄の手の平を噛んだ

英雄とは反対に、生きていくためには時にルールを破ることも厭わない。しかし英雄と同様、ずるく立ち回ることを潔しとしない潔癖さを持っている。

都心がパンデミックとなった日の翌朝、偶発的に強いられた行為により、比呂美はさらに深い心の傷を負った。

自失後は、同行の英雄を恋人真司と誤認している。 <<閉じる
黒川徹子 黒川徹子 (くろかわ てつこ)

英雄の恋人。英雄と出会ったのは、漫画家松尾のアシスタント時代。今は貧乏暮らしの中、漫画家の卵としてネームを練る日々。年齢不詳。英雄からは「てっこ」と呼ばれる。>>続き
英雄の漫画家としての才能を高く評価し、英雄を尊敬し、英雄に献身的な愛をささげていた。

性格は直情的である一方、イタズラ好きで、極度に怖がりの英雄に、おばけ話をしては怯えさせていた。

タバコ好き酔っては酒乱と化し、英雄を悩ませる。自失後、英雄の手のひらに噛み付き、強い歯形を残した。

元彼の漫画家中田コロリも漫画家として尊敬しており、今も密に連絡を取っていた。しかしそれが英雄を深く傷つけていたことを知った徹子は、コロリとの関係をすべて絶ち、想いを英雄に伝えようとした。

しかし、それを果たす前に徹子は自失状態に陥った。 <<閉じる
藪 藪 (やぶ)

ショッピングモール屋上篭城組の女性。本名小田つぐみ。年齢はおそらく20代中ば。職業看護師。

直観力と人望とおっさん的な性格がある。>>続き
藪が英雄の一行に出会ったのは、ショッピングモール屋上で、医師としての使命を果たすどころか性処理係の扱いを受け、屋上の、力の論理だけが支配する世界に絶望していたときであった。

比呂美の異状を見抜いた藪は、その異状の中に自らの使命を見出した。また、比呂美につきまとうしょぼくれた男と見ていた英雄が、屋上の男たちとは別の論理の持ち主であることを知る。

チェーンスモーカー。喫煙癖を後悔することもある。酔ってはおっさん的性格がさらに強まり、勢いで英雄の手の平に噛みついてしまう。

自失後の比呂美の目に愛煙家の藪は、母の面影を感じるとともに、真司君をめぐる憎い恋敵とも映っているようである。 <<閉じる


 英雄のアシスタント仲間 (準備中)
パッシー パッシー





アシスタント仲間A アシスタント仲間A





アシスタント仲間B アシスタント仲間B







 タクシー
荒木 運転手







 比呂美の同級生
紗衣 紗衣 (さえ)

比呂美の同級生。姓は不明。容姿に恵まれており、リーダー的存在。いじめの対象にされていた比呂美に接近しようとした。加奈子を嫌っている。整形疑惑あり。 >>続き(準備中)
可奈子 可奈子 (かなこ)

比呂美の同級生。姓は不明。体格がよく遠投力に恵まれる。紗衣のグループの一人として比呂美へのいじめに加わるが、グループ内では時にいじめの対象とされる。内心では沙衣を憎んでいた。 >>続き(準備中)
同級生C 同級生C

比呂美の同級生。姓名とも不詳。紗衣のグループの一人として、比呂美やグループ内の加奈子へのいじめに加担する。いつも笑顔と悪意を絶やさない。



 同行者 (準備中)
荒木 荒木 (あらき)





村井正和 ブライ/村井正和 (むらいまさかず)







 屋上・支配者グループ
伊浦 伊浦 (いうら)

年齢・本名不明。元警官と思われる。屋上支配者。サンゴと覇権を争う。ボーガンが武器。冷静に状況を分析する。

英雄の銃奪取作戦を巡り主導権を奪われる。
>>続き
荒木の質問に答えて伊浦は、「リーダーは特にいませんよ。重要事項は常に多数決で決めています。」と語った。屋上政治が、民主的手続きに則っているという回答だ。

しかし実際は、その多数決は、全住民による多数決ではなく、支配者層内の限られた者同士での衆議制であり、言わば貴族院的衆議制であることが後に明らかになる。

また、リーダーを置かないのは伊浦の発案ではなく、伊浦に権力の集中することをこころよしとしなかったSANGOの反対によって、折衷的に成立した集団指導体制であるようだ(81話204-205p)

そして支配者層以外の住人に対しては、力による支配、というよりも、反抗的住民を次々に処刑する恐怖政治が行われていた。

しかし漫画内での伊浦の描写からは、伊浦に、暴力を解決手段に用い、残忍な処刑を行うような性格を伺うことはできない。人の話を良く聞き、正論であれば受け入れるという態度も、あながち単なるポーズとは思えず、本来的に言葉により人を説得しようとするタイプであろう。

伊浦が藪に語った「武器を使うのにためらうな」「生き残りたきゃ…自分の持ってる力全部使え」という言葉。彼にとっての武器や力とは、決して彼の所持するチンケなボウガンのことではなく、彼のもつ知識と論理力、理性と強い意志を背景とした、言葉による説得力であったはずだ。

SANGOが、その出自から社会秩序の崩壊をむしろ歓迎し、少なくともあるがままに受け入れ、その中で刹那的に生きていこうとしているのに対し、伊浦は、事態の原因を把握しようとし、崩壊した既成の体制に代わる新しい秩序を模索している。

伊浦の行動、思考は論理的であり、その判断に倫理的視点を欠くのも、崩壊し、混乱した社会の中で生き抜くにはそれが不要と結論した上での選択であろう。

言葉により、いったんは実質的リーダーの座に座った伊浦であったが、SANGOや目白をコントロールできるほど磐石の態勢ではなかった。

SANGOの暴力を容認しているのは、屋上住民の支配のためにSANGOという暴力装置を利用したというより、伊浦にSANGOを制するほどの抑止力がなく、SANGOと決定的対立を避けるためには、彼の暴力にもコミットせざるを得ないという、消極的肯定に過ぎなかったのではないか。

さて、伊浦が理性と強い意志でコントロールしようとしたのは、屋上の住民だけではなかった。伊浦は彼自身の心、彼自身の感情も、その強い意志でコントロール下に置こうとしていた。

欲望にかられた振る舞いや感情の赴くままの行動は、彼の美学に最も反したものである。

三越の岡田社長が、役員会での緊急動議によってその地位を追われたとき、呆然と「なぜだ」とつぶやき続けたように、権力者がその地位を追われる瞬間は、人が最もその感情を制御できなくなる瞬間であろう。

だが伊浦は、英雄の銃の強奪作戦をめぐり、SANGOに主導権を奪われた際も、完璧に自分の感情をコントロールしきった。強靭な理性の力の持ち主であるといわざるを得ない。

しかし、結局のところ、人間は感情の動物である。抑えた感情は消えてなくなるわけではない。抑えれば抑えるほど内圧を高くし、噴出する機会を伺う。

自分の知力に自信を持つほど、それをひけらかしたいと思うのが人の自然な感情である。藪を想う心は、性的欲求を含め、出口を求めていた。また幼時の心の傷は、蓋をし、忘れ去るべきものではなく、取り出して癒すべきものである。

発症によって伊浦の超自我が吹き飛んだとき、尋常でない理性の力で押さえ込まれていた伊浦の感情は、尋常でない力で噴出し、伊浦の理性を飲み込み、自我の主導権を乗っ取ったのであった。



インターネット掲示板の書き込みが事実であるとすれば、屋上には自衛官、警察官、医者がいたはずである。自衛官は屋上に感染をもたらした末、下に落とされた。医者というのはおそらく藪のことだろう。

残るのは警察官であるが、これは伊浦である可能性が高い。

ZQN化した伊浦が最期に発した「逮捕する」のセリフはまさにその証左であるが、伊浦の感情抑制的な性格、法律的な知識、あるいは物柔らかに命令するときの独特の権力臭は、少なくとも屋上の登場人物の中ではもっとも「警官的」であると言えるだろう。

藪と比呂美をつないだ手錠が警官である伊浦の所有していた本物の手錠であるとすれば、オモチャのように簡単には取り外せないかもしれない。

また伊浦が警官であり、手錠を所持していたとすれば伊浦が混乱に巻き込まれたのは勤務中であったことになり、当然拳銃も所持し、制服も着ていたことになる。ただ、通常勤務の警官が英雄のように大量の弾丸を持っていることはないだろうから、銃は早期に無用の長物となったのであろう。

制服を着ていなかったのは、汚損のためであったのかもしれないし、屋上で暮らすには相応しくなかったせいなのかもしれない。 <<閉じる
サンゴ サンゴ

年齢も「サンゴ」というあだ名の由来も不明。もう一人の屋上支配者。元引きこもりで夜型の破滅型性格。

暴力により屋上住民を恐怖支配する張本人。
>>続き
サンゴは、通常の人間であれば抑制の働くような暴力を、ためらうことなく実行する性格の持ち主であり、その暴力に対する抑制の無さこそが、サンゴの最大の武器でもある。

ブライ(村井)は、サンゴを評して「ハダカの王様」「実質の支配者は伊浦」と語ったが、実際のところはそれほど伊浦の支配は磐石ではなく、サンゴの暴力を、伊浦が理論面でバックアップすることで住民支配に対する権威を与え、また政治力によって目白とそれに連なる田村を伊浦に従えることで、辛うじてサンゴを抑えるという、危ういバランスの上に成り立っていたと思われる。

しかしそのバランスも、英雄の銃の奪還作戦で、サンゴが目白ー田村ラインを、おそらくは何らかの恩賞の約束と引き換えに自らの側に引き付けたため、サンゴ側に大きく傾くことになった。

英雄と同様、サンゴは周りから阻害、あるいはネグレクトされる人生を強いられ、中学時代にはそれが原因で不登校も経験した。

しかし、英雄とはまったく逆に、サンゴには規範意識・道徳意識がまったく欠けており、またその性格は極度に他罰的である。

その結果、秩序が崩壊した現状は、サンゴのとっては社会に対する復讐のチャンスでしか無く、田澤老人のような旧社会の秩序の体現者や、伊浦のように、再び秩序を構築しようとする者は、呪詛の対象でしかない。
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目白 目白 (メジロ)

年齢・本名とも不詳。元プロレスラーと思われる。腕力を活かして伊浦、サンゴに次ぐ地位を占め、二人の隙を伺う。

銃奪取作戦ではサンゴの側についた。 >>続き(準備中)
田村 田村 (たむら)

年齢・本名とも不詳。支配者層では高齢の部類であり、忠実な兵卒となることで屋上での生き残りを図る。

銃奪取作戦では目白同様、サンゴの側についた。


 屋上・その他の住人(準備中)
WHO WHO







 主要登場ZQN(準備中)
WHO WHO







 その他のZQN(準備中)
WHO WHO








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